冬瓜の栄養と健康効果

冬瓜(とうがん)の種類

 

冬瓜の種類としては、丸型の「大丸冬瓜」と楕円形のもの、更に長い円筒形になる「長冬瓜」に分かれます。緑色で長いものは「琉球種」であり、皮が緑色ですが、完熟するとほぼ皮全体に白い粉がふきます。他にも各地域には在来種もあります。

 

サイズも重さ2~3kgの小さなもの(ミニ冬瓜)から15kgほどのかなり大型までいろいろです。大きなものは基本的にカットして売られていることが多くなっています。

 

前述の、完熟すると果皮の表面が白く粉をふく点ですが、最近は琉球種などを元にして、全く粉をふかない品種も作られるようになり、店頭でも次第にそう言った品種の方が良く目に付くようになってきているようです。

 

ミニ冬瓜は重さが1~2kgほどの小型冬瓜で、「小冬瓜」や「姫とうがん」などが店頭に出ています。この大きさなら使いきりサイズで扱いやすいかもしれません。

 

「姫とうがん」は濃い緑色の皮で、白い粉(ブルーム)があまり付いていません。中の果肉はやわらかくて肉厚、調理は普通の冬瓜と同様にできます。ちなみに、かんぴょうの原料となるのは「夕顔・ゆうがお」や「しろ瓜」でこれも同じ仲間と言えます。

 

ウリ科の植物「夕顔」は、同じくウリ科の「ひょうたん」をベースに苦味が少ないものを食用に分化した品種だとされています。見た目がそっくりな「朝顔」や「昼顔」はヒルガオ科の植物でまったく別の品種です。