冬瓜(とうがん)の上手な活用
いい冬瓜の選び方や保存方法、美味しい食べ方なども紹介しておきます。まず、丸のままの冬瓜ですが、前述の通り、熟してくると表面に白く粉をふいた状態になります。切らずに売られているものはそうしたものを選んでください。
ただし、最近は全く粉をふかず、濃い緑色の艶のあるものも並んでいます。これは元から粉をふかない品種なので確認してみてください。その場合は、表面が見えるので、傷や傷みが無いか、濃く鮮やかな緑色をしているかを確認し、持った時に重い方がいいものとなります。
カットされて並んでいるものもありますが、その場合は切り口がみずみずしく真っ白なものがいい冬瓜です。
また、種の部分までしっかりと詰まっている方がよく、種の周囲がスカスカしているもの、茶色に変色しているものは避けてください。
保存方法についてですが、丸のままなら、冬瓜は非常に貯蔵性が高く、風通しのいい冷暗所に置いておけば、数カ月もちます。
カットしてあると、中心のワタ部分から傷み始めますから、種とワタは取り除いてから、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。ただし、早めに食べるようにしてください。
冬瓜の調理ポイントですが、まずは臭みやアクを取り除きます。中の種やワタを取り除いてから、水から茹ではじめます。茹ですぎには注意してください。煮物にする場合は、煮崩れしやすいので、面取りをして特に火加減に注意するようにしてください。